【開催報告】中学生大使と原爆被災者~未来を語る対談~
海老名青年会議所が支援するグローバルユース国連大使の中学3年生・中矢瞬君(海老名市在住・自修館中等教育学校)の啓発活動の一環として、神奈川県原爆被災者の会会長・丸山進氏との対談イベントを、えびな市民活動センタービナレッジで11月27日に実施しました。
本事業のテーマは「平和について」。対談を前に、中矢君によるグローバルユース国連大使事業で海外研修などの学びについて、そして世界唯一の被爆国であり、近年希少な存在となっている〝原爆被爆者〟の丸山氏から、講話・対談を通じてお聞きしました。
中矢君は、1970~80年代にかけて戦地だったカンボジアの「キリングフィールド」(ポル・ポト政権下のカンボジアで、大量虐殺が行われた刑場跡の俗称)や「トゥルースレン博物館」(別名:トゥルースレン虐殺博物館)、「カンボジア戦争博物館」を訪れ、戦争の歴史や平和の実現について学んできたことを講話しました。
ノーベル平和賞を受賞した「被団協」の県会長が講話
一方の丸山氏は、第二次世界大戦の広島原爆の爆心地から2キロほど離れた場所にいた丸山氏。「1945年8月6日の朝は晴天だった。午前8時15分に投下された原爆により、5歳だった私は爆風に吹き飛ばされ、失神。起きたときには辺りが暗闇に包まれ、ガラスの破片が身体に刺さる中、家族を探しました」など、〝生の声〟で当時のようすを語ってくれました。
来場者からは「普段の生活では、なかなか聴くことができない話が聴けて、考える機会になった。これからの生活に活かしたい」という声もあがっていました。
ビナレッジ初 民間パネル展を開催
また、この日の午後からは、神奈川県原爆被災者の会保有の絵画「忘れられないあの日」のパネル展も実施し、多くの方に観覧いただきました。会場となったえびな市民活動センタービナレッジでの民間展示は初めてとの事でした。
Youtubeでノーカット配信
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